藤本吉利さんと容子さん、二人だけの舞台『二人行脚』を観た。
長くお二人を見て来た私ですが、それでも二人だけの舞台公演というのは初めてだったんです。
まさに貴重な時間だったと思います。
感想?
私が書くのもおこがましいのですが、
当たり前のことではありますが、
歌がうまい!太鼓がうまい!
それに尽きます。
このお二人には、
奇をてらったり、うまく叩こうとか、うまく歌おうとかが、一切ありません。
カッコよくやろうとか、俺って上手いだろとか、最高だろ?とかも、一切ない。
そう、それです!
飾ろうとすることが、ない。
なのに、上手い!
ちょこっと叩いたり、歌ったり、
この何気ないちょこっと、が上手い。できない業だ。
いくらでも書くことができますが、このへんにしておこう。
太鼓も大小三台しか使っていない。
それも置いてあっただけで、たまにしか叩かない。
たぶん、小さい太鼓一台でも出来るだろう。
道具をほとんど使わずに、一本の舞台を作ってしまった。
それでも、充分に満足出来た舞台だった。
美術も演出もほとんどない。いや、しない。
つまり、
かっこうをつけない、ということだ。
なのに、出来る。
それが、一番かっこよくて、真似のできない業だ。
究極の太鼓公演というものがあるとしたら、それに二人は近づいていると思う。
二人でしか成せるものではない世界、二人行脚は今改めてその一歩を踏み出したように見えました。
-----------------------------
吉利さんと容子さん、『二人行脚』の初めてのホール公演がカメリアホールで開かれる、と聞いて我が耳を疑いました。
だってカメリアホールは、僕が2002年4月から今年3月まで14年間毎月二回足を運んでこの舞台上で太鼓教室を開いて来た場所ですし、
和太鼓☆新紀撃公演をはじめ、25周年記念、30周年記念、そして打一好祭を6回、7回?開催して来た、
日本中のホールの中で、僕が一番詳しいホールが、このカメリアホールなのです。
ここに来るって?
何かのお導きがあったようにしか思えません。
ですので、その導きに従いまして、荷物運び道具片付けなど少々お手伝いはさせて頂きました。
来年10月15日(日)には私の40周年記念公演が、ここカメリアホールで開かれます。
勿論、藤本吉利さん、容子さんが特別ゲストでございます。。。
皆様、お楽しみに!
※公演終了後の一枚。
吉利さん、容子さん、お疲れさまでした。
主催の子ども劇場の皆様、素敵な公演を主催して頂きまして、本当にありがとうございました。
そして、お疲れさまでした。
そして、お疲れさまでした。