気が付けば11月、2018年も残り二ヶ月を切った。
一日(ついたち)は色々と手続きがあって、それが終わった後、天気も良いので千葉に行くことにした。
特に理由はないが、たまには美味しい寿司でも食べたいなと思い。
それで東京アクアラインを通って木更津 道の駅へ行き、地元名産品物を拝顔した後、
スーパー回転寿司やまと君津店に行く。
せっかくなので、お隣の富津市に住む太鼓アイランドメンバーで屋根屋のKさんに電話を掛けてみたら、
大忙しの仕事中だというのに、わざわざ会いに来てくれた。
しかも巨大自然薯と冬瓜のお土産も一緒に、
「富津(ふっつ)じねんじょ音頭」という舞を踊りながら、
寿司屋の駐車場に現れる。
ハァ〜 秋は じねんじょ 他でもないが
長く伸びたる芋と根を とろろ味噌汁 麦とろ飯に
かけて祝うは 山の幸
命のばして ふっつ、ふっつ、富津の里に〜
Kさんは、歌も唄える屋根の上の太鼓打ちだ。
後光が射したようなKさんの笑顔に出会えると、つい空想の世界に引き込まれてしまう僕だ。
鱈腹寿司を頬張って、またアクアラインを引き返し家路に付く。
高速道路を使えばかなり近い。
家に帰って、頂いた自然薯を広げたら、かなりの大きさだった。
隣に笛を一緒に置いてみた。
さて、これをいったいどうやって食べればいいのだろうか?
夜は寒くて、初めて灯油ストーブを点けた。
暖かい。
いよいよ冬の到来だ。
そう思った途端、再びKさんの歌声が僕の耳を襲った。
ハァ〜 冬は じねんじょ 他でもないが
力湧き出る餅のよに 揚げてうまいは磯辺揚げ
やいて恥ずかし 焼き餅よ
胸を焦がして ふっつ、ふっつ、富津の里に〜