平成三十一年四月二十八日、
太鼓の里・響和館には朝10時半に到着して、それから用意をしてクラス二つ連続でやり、2時50分までで片付け、全部終わって午後3時半、というところ。
楽し過ぎた5時間(正味は3時間半だが)だった。
響和館は4月29日から5月6日まで休館になるので、響和館の平成最後の講座を僕が務めたことになる。
そして令和最初の講座も実は僕の講座(5月7日・火曜朝の大太鼓講座)なので、響和館の時代を跨ぐ男は僕に違いないが、ま、それは大したことはない。
しかし、それを遊んでいた。
講座の始まりと終わりには必ず、『平成太鼓節』を叩いた。
もう今日しか叩けない。
ひょっとしたら、まだ叩くかもしれないが‥‥‥
ありがとう平成!の感謝を込めて声に出し、太鼓を叩いた。
こちらは、日曜大太鼓講座の皆様と。
そしてこちらは、スキヤキ屋台囃子講座の皆様と。
今日はGWの二日目なので、欠席者がかなりあった。
でも今日来た人は充分楽しめたと思う(いつも楽しいけれど、今日は特に)。
みんなの笑顔を見ながら、大声をいくら出しても良い、太鼓を思いのまま叩ける時空間というのは、至極有難い。
楽しかったな〜。
参加者の誰よりも、一番楽しんでいたのは僕だろうけど。
皆との最後の挨拶は、
なんだか妙な気分にもなりながらお辞儀をしながら、口々にこれを言って別れた。
「平成では大変お世話になりました。また令和でもよろしくお願いいたします」
この言葉を聞きながら、まさしく今、時代が駆け抜けているような気がした。
そう思った瞬間、東京目黒の曇天にその音が聞こえた。