一年以上前から計画して準備してきた藤本容子さんとの容子和鼓(ようこ かずこ)初舞台が、昨夜幕を閉じた。
昨日、一昨日と実際に足を運んで下さったお客様、そしてこの公演を支えて下さったたくさんのお手伝いスタッフの皆様、
スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
皆さんのお力添えを頂いて、やっと最後まで舞台を務めることができました。
公演後の打ち上げを終えて家に帰って来てから、飲み直し、酔っぱらって一旦は眠ったものの、
やはり眠られずに起きてしまい、これを書いています。
良かった。
本当に幸せな二日間だった。
この時間を過ごす為に、容子さんと二人で一緒に舞台を考えて来た。
実際に二人が会って稽古をした時間はほんとうに少なかったけれど、ずっと心では繋がっていたように思います。
公演ポスターに使う写真を撮影して、初めて舞台の打ち合わせをした五月から、
そして初稽古合宿をした九月、時間をおいて二回目の合宿をした十一月頭、
その後からはかなり濃密に、十二月に入ってからは、もうそのことばかり僕は考えて来た。
容子さんはどうだったろう………。
僕の舞台の作り方は、
舞台の共演者とまず会って話しをし、この人とどんな舞台が創られるのか、イメージしてゆく。
付き合いが長い方ほど、その長い時間が生きることとなるのは当然だ。
それでも、二人っきりにならないと、二人で一つの舞台を創るという同じゴールに向かって
真剣に考える時間を持たないと、その作業は進まない。
一人で考えるよりも、励まし合いまたぶつかり合いがあって、漠然としていたものが徐々に形となって
目の前に現れて来る。
音は形に見えないものだが、
やはり見えるものだ。
自分で言うことではないかもしれないが、
こんなに心の深いところに触れる太鼓唄公演が出来るなんて………。
かならず良い舞台になると信じて創っていたけれど、それが現実の形となって、本当に良かった。
容子さんも僕も、走るのは得意ではなく、どちらかというと大変苦手な二人ではあったけれど、
長い距離のマラソンを時間をかけてゆっくりと走り抜け、
昨夜、そのゴールのテープを二人で切った感じです。
そしてそのテープは、始まりのテープでもあったように感じました。
容子さん、ありがとう。
26年前に頂いた言葉が、まだ生きていましたね。
富田和明&和鼓
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写真撮影/青柳 健二
すべての皆様に感謝しながら………
いつかまた皆様とお会いいたしましょう!
12月26-27日(土・日)『Oh!太鼓』Vol.65
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1月6日(水)太鼓アイランド初打ち『打開一会2016』
午後7時~ 東京亀戸/カメリアホール
3月19日(土)太鼓アイランドフェスティバル『打一好祭2016』
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午後5時〜 東京亀戸/カメリアホール
6月17日(金)-18日(土)-19日(日)『トーク齊富2016』
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