2017年10月31日火曜日

『ヤサエー節』〜大地を人を育む力〜大太鼓上げ





藤本容子さんが吉利さんの生まれ故郷・京都和知で畑仕事をしていた時に、
自然にこの歌が産まれたという、
それが容子さん作詞作曲・ヤサエー節だ。




ヤサ おひさまポカポカ 陽をくれる
ヤサ 土はムクムク 目をさます
ヤサ オイラはクワ入れ 息を入れ
ヤサ 種まき水まき コヤシまく












この歌声にのせて、大太鼓を台の上にあげる。
その為にここだけ僕の歌詞を入れた。


ヤサ 今夜もこれから お客様
ヤサ チーカラ合わせて 声合わせ
ヤサ みごとに太鼓を 上げたなら
ヤサ 叩き上げましょう この太鼓

























































お客様の力を借りて舞台の上で太鼓をあげ、
そして容子さん、吉利さん、お二人に迎え入れられるという
この至福の時、

容子さんが、この日の為に作ってくれた歌詞がこれ、
この40周年記念公演を象徴する言葉になった。



ヤサ 浜から島へと 歩き打ち
ヤサ 熱い心で 人つなぎ
ヤサ 愛と笑いの 太鼓みち
ヤサ 富田和明 ここにあり




















容子さん、吉利さん、ありがとうございました。


 
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2017年10月15日、富田和明太鼓芸能生活40周年記念公演『太鼓打ち誕生』
東京亀戸文化センター・カメリアホールにて
撮影/青柳 健二





















2017年10月30日月曜日

富田和明的太鼓合宿『Oh!太鼓 Vol.75』〜台風の中無事に開催終了!




またもや台風接近という嫌なニュースはあったが、

搬入時には雨が降らず助かった。



今回は基本打ち中心合宿なので、スローペースでたっぷりと一打、一打、一打。
これでもかというくらいに一打を打ち続ける。



はじめは久しぶりの大太鼓なので、自分の体も、
トラックの中にずっと入っていた太鼓も、硬い。
この最初の一打で解けてゆく。

それで徐々にエンジンを掛け、体のギアも入れていく。

大太鼓の響きも空気に慣れて来て、より広がるようだ。

























叩いた後は、風呂に入って、
ここ川崎市青少年の家は風呂の湯が地下鉱泉を沸かしているのでスベスベ、
まあ温泉のようなものだ。有り難い。


そして恒例の飲み会が始まる。









よく飲みました!

話はいつも盛り上がる。
歌やゲームなどの出番はなく、ひたすら喋って笑っている。

合宿初参加のオーストラリアから来たOさんも大変面白い方で、
25歳の時、バイクでオーストラリアを一周するのに、
毎日走って三ヶ月かかった話から始まる‥‥‥

午前0時半を過ぎたので、
「一旦お開きにします。後は飲みたい人で‥‥」と言ったら、
席を立ったのは僕一人だった。







二日目は全力打鼓。

今回の合宿は2日とも基礎打ち、打ち込みだった。

難しいことはやっていない。

しかし、深い。

合宿二日目には、自然にもっと深くなる。


単純な打ち込みは、奥が深いが、それでも飽きがこないうちに、
少し変化も持たせる。






























懐かしい「声に出して叩きたい太鼓」シリーズから代表曲である二曲も叩く。
「みかん」と「まつり」。

この曲の何が凄いかというと、「みかん」は5分、「まつり」は10分で説明が終わる。
それで覚えて、ガンガンに叩ける。


大太鼓というヤツは、すごいキャンパスだ。
どんな表現でも受け止めてくれるから、どんな風にも打てる。

例えば、こんな簡単なリズムの「みかん」や「まつり」であっても、
ものすげー曲に変身させてしまうことだって出来る。

特に「みかん」は色々なみかんが産まれた。
脚色が面白い、簡単にアレンジが可能な曲だ。
それも発見だった。



やはり、これまでの打ち込み稽古が効くのである。
みんな良い味を出していた。

台風が近づいている影響だろう稽古中、外では一日中雨が激しく降っていた。

今日の片付け搬出は土砂降りだと、カッパも用意して覚悟していたら‥‥‥‥
よっぽど常日頃から私は品行方正なのか、それとも別の理由なのか、
その時間になったら突然に、


雨が止んだ。
嘘のように‥‥‥
お空から水滴が落ちてこなかった。

搬出積み込みを終えて、

もう台風は終わったのかと思っていたら、
また片付けが終わり、すべてが終わってトラックで会場を後にしたら、えらい土砂降りに!
その為に家に帰ってからの荷物だしは出来なかったが、
まあそれは良い。

お天道さま、本当にいつもいつも、ありがとうございます。
感謝をしております。




次回大太鼓合宿は、12月9-10日(土・日)、伊豆天城鍋合宿。
大太鼓、温泉、鍋、全力打鼓は続く。








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次回12月・富田和明的太鼓合宿『Oh!太鼓 Vol.76』
伊豆天城で鍋大太鼓合宿
12月9日(土)午後12時半集合/10日(日)午後4時解散予定
修善寺駅迎えは、12時集合

会場/天城ふるさと広場
〒410-3216伊豆市上船原1120-1 0558-87-1800
大太鼓稽古場/体育館・多目的ホール

宿泊/簡易宿泊施設・ヴィラ天城(林業加工体験施設)

お風呂/湯の国会館(会場から車で15分ほどの温泉)
http://www.yunokuni-izu.com/cn1/index.html


食事/夜 鍋自炊宴会
二日目昼はコンビニ弁当の予定

参加費/17,800円(宿泊 温泉 二食 宴会付き)

無料駐車場有り、電車の方は「伊豆箱根鉄道・修善寺駅」まで送迎あり
詳細HPは間もなく。





その後の新年・打開一会2018は、1月10日(水)、
大太鼓合宿は、来年も続きます。




2017年10月27日金曜日

叩く阿呆の、太鼓アイランド徳島もお陰様で16年




『太鼓アイランド徳島 Vol.31』〜16年目の秋


大好きな徳島で太鼓ワークショップ「太鼓アイランド徳島」を開催するようになったのは2001年7月、あれから16年が経ちました。

太鼓アイランド徳島講座としては31回目ですが、途中徳島新聞社カルチャーセンター主催時代の開催を含めると、43回目です。
http://www.tomida-net.com/taikoaitokushima15.html

現在は年二回の開催ですが大太鼓の『大太鼓一日講座』と、
二年前から始まった担ぎ桶の『阿波桶座』としてしぶとく続いております。


『阿波桶座』は、開始、終了時間がこれまでより30分早くなり、
土曜日夕方の4時半ー6時半、となっています。
桶太鼓をお持ちでない方は、レンタルも可能です(要申し込み)。

『大太鼓一日講座』は、いつもと同じ日曜日の、
午前二時間(10:30-12:30)、午後二時間(13:30-15:30)コースとなっています。


皆様のご参加、お申込みをお待ちしております。

お申込みは、こちら。















『Trio the Wachi〜愛の三角和知』




『Trio the Wachi〜愛の三角和知』
 
言わずと知れた吉利さんの十八番(おはこ)、和知太鼓。

 
舞台の上で初めて三人の形というものをお見せしたかった。
容子さんが叩く、着物姿の和知も新鮮だった。

 
 
僕は舞台で叩く和知は三度目で、それでもいつまでたっても初心者のままだが、
今年3月にその故郷・京都和知を訪ねられたことは大きな収穫だった。
http://uchigumi.blogspot.jp/2017/03/blog-post_16.html
 
今は、まだ叩けなくても、その風景を思い出すことが出来る。
 
僕はJR嵯峨野線の園部駅で下りて、そこから歩いて和知へ行った。
 

歩いて約6時間。

山また山、そして空、
 
 
舞台の上で叩く時間は短い時間だったが、そんな風景を思い出していたと思う。

吉利さんと容子さんの故郷に帰ったような太鼓になった。

 
























































そこにある 山に向かいて 振り下ろす バチは踊るよ 心も跳ねて
 




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2017年10月15日、富田和明太鼓芸能生活40周年記念公演『太鼓打ち誕生』
東京亀戸文化センター・カメリアホールにて
撮影/青柳 健二