2016年5月30日月曜日

映画『殿、利息でござる!』は心に響く!

映画『殿、利息でござる!』を見た。

騙された、完全に騙されていた、このタイトルに。



パッと見て、タイトルを読み、この映画のチラシを見ると、これは軽妙な時代劇コメディかと誰もが思うに違いない。
ところがである。
これはまったくもって大真面目な、しかも大きなテーマを持った、しかも実話であって、
人と人とが繋いできた、心に迫る、世界に誇れる日本映画だった。


僕は昨日は映画を見ようと思い、この『殿、』にするか、是枝監督の『海よりも…』にするか少し迷った。
『殿、』は無名の監督さん作品だったが、原作者が磯田道史さんだったことが引っかかって、こちらにした。

磯田さんは、この映画について、こんなコメントを寄せている。


「この奇跡の感動物語を、後世に伝えなくては」と、ボクは思いました。人類史上、近代以降はお金が中心の世の中です。「利息」を生む資本を持つ人と持たない人の格差が生じる世の中です。ボクたちは、それと、どう付き合えばよいのでしょうか。ある日、ボクに不思議な手紙がきました。「映画『武士の家計簿』を観ました。私の故郷・吉岡宿にも、涙なくしては語れない立派な人たちがいました。書いてください」。ボクは東京大学の図書館に行き、彼らの記録「国恩記」を読んでみました。読むうち、涙がポロポロこぼれ、隣の東大生に怪訝な顔をされました。「この話は『庶民の忠臣蔵』だ。この国の庶民には、すごい人々がいたものだ。若い人に伝えなくては」。そして書き上げたのが「穀田屋十三郎」(『無私の日本人』所収/文春文庫)です。すると中村義洋という映画監督が会いにきたのです。監督はいいました。「先生と私は年も近い。二人の子どもの年も同じ。同世代の責任を共有しています」。多くの言葉は要りません。監督の心事はその顔つきでわかりました。ボクはいいました。「映画も文学も、芸術は人間の生き方に響くものであってほしい。みた人の価値観を変え、世の中を少しばかり良くしてみたい。そんなことを夢想する人に映像化してほしい。あなたに会えました」。監督が撮り上げた作品をみて、ボクは鳥肌が立ちました。すごい映画でした。女優さんだけでなく、広告代理店のおじさんまで試写室で泣いていました。ただの人情映画ではありません。資本・価値・貨幣・家族・共同体・権威・支配…いろんな問題を問うた大きな作品です。この映画を観てください。そして感じたことを人に語ってください。ぼんやりとした何かを変えるために。


映画を見終わった後、このコメントを読めば、その意味はもっと心に届くはずだ。

今日は、この原作本『無私の日本人』を買って来た。

2016年5月29日日曜日

トーク齊富2016公演の垂れ幕を書きました!



今日は、トーク齊富2016公演の垂れ幕を書きました。
いつもは二枚なんですが、今回は特別に四枚!

気合いを入れて、書くのは速いのですが、用意とお片づけに時間が掛かります。

書いている時も無心です。

思う存分に太鼓が叩けますように……
お客さんがたくさん来てくれますように……。

って結局、無心ではありませんでした。。。
でもこうやって、少しずつ自分の心に火を付けています。












 
6月、ティアラで待ってますよ〜

これでまだ、この幕は完成しておりません。
齊藤の○○や◎◎も加わって完成です。
完成幕は、劇場でご覧下さい!

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6/17金-18土-19日 ティアラこうとう小ホール
『和太鼓トーク齊富2016』公式HP

2016年5月27日金曜日

和太鼓トーク齊富2012無打話-太々喜亭玉祭 バナナおぢさん




『和太鼓トーク齊富2016 まもなく開幕記念!』
 
前回トーク齊富2012 三日目/開演前
何の役にも立たない無打話をノーカット無修正公開
 
和太鼓トーク齊富2012無打話-太々喜亭玉祭 バナナおぢさん
2012年11月11日(日)
ティアラこうとう小ホール
開演前の無打話
(注)開演後にはフリートークいたしません。

この時は、四年後の公演なんて遠い先の話だと思っていましたが、
もう目前となってしまいました。
光陰矢の如し。
打音風の如し。
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6/17金-18土-19日 ティアラこうとう小ホール
『和太鼓トーク齊富2016』
前座17金=太々喜亭玉祭
  18土=バナナおぢさん
  19日=太々喜亭玉祭+バナナおぢさん
前座は開演10分前頃より登場します
http://www.tomida-net.com/saito2016.html
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utigumi@tomida-net.com で受付中
ティアラこうとうチケットサービス Tel /03-5624-3333
ティアラこうとうはじめ、江東区内各文化センターでも販売中





2016年5月26日木曜日

『東北お遍路写真コンテスト』作品募集中。



『東北お遍路写真コンテスト』作品募集中。

 
東北の風景・人物・祭りなどの写真。東北の被災4県(青森、岩手、宮城、福島)の写真であればOKだそうです。
http://asiaphotonet.cocolog-nifty.com/blog/ohenro_photocon.html





2016年5月16日月曜日

富田和明的大太鼓合宿『Oh!太鼓 No.67』が終わりました。









大太鼓は全身で打つ。

考えないで、打つ。

時々考えながら、打つ。

基本、無心。




































正面打ち初めてのジェシカさんが、とても上手で
あれよあれよと言う間に、曲も叩いていた。

曲の捉え方、大事なところをおさえる方法が、とても上手。
さすがオーストラリアン、明るくてノリもいい。

二日間、ガンガン叩いた。

とにかく叩く、ということが一番大事なことだったので。
この何ヶ月かの空白を埋めるために。










次は一ヶ月後(6/25-26)に叩ける幸せ。

その前に徳島(6/5)もあるし。

大太鼓を持っていても、自分が叩ける時間は自由ではない。
叩ける時間に集中したい。

参加の皆さんに、感謝を込めて。


お疲れさまでした。



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次はあなたも、叩いてみませんか?

お申し込み、お待ちしています。






2016年5月10日火曜日

第一回歩き遍路・富田打ち、結願しました。




僕は5月1日の夜行バスで四国讃岐に渡り、区切り打ち遍路を最後まで終えました。

今回は、79番から88番大窪寺まで打ち、そして1番霊山寺(りょうぜんじ)まで戻り、その後高野山まで。
一週間、お遍路を満喫して、昨日横浜に帰りました。
また時間を作って、次の富田打ちに挑みたいと思っています。

1番から88番まで、通算すると歩いて41日かかりました。その後の高野山まで含めると45日間です。
昨年の遍路2015は、こちらにまとめてあります。

2013年から15年は真夏に歩いたので、暑さがたまりませんでしたが、今年は暑くなく寒くなく快適でした。


今週末の5月14-15日(土・日)は、大太鼓合宿『Oh!太鼓』がございます!

僕はいま大太鼓を叩きたくてウズウズしているんです。
一緒に叩きませんか?
まだまだ参加者募集しています。一日参加でも可能です。

そして、5月合宿はちょっと予定がという方には、
6月25-26日(土・日)にも同じ大太鼓合宿を行います。
ぜひ、5月6月の大太鼓合宿にお越し下さい!



一打一打、一歩一歩、打ち込みます。

















第一番霊場・霊山寺(りょうぜんじ)。
ここから始まり、ここに還る。



2016年5月1日日曜日

いよいよ結願するか?!

みなさま、GWはどのようにお過ごしでいらっしゃいますか?

僕は、今夜の夜行バスで香川県坂出市に向かいます。
そして、明日から歩く予定です。

去年の遍路は、78番郷照寺から79番天皇寺に向かう途中のJR坂出駅で終わっているので、
今年はそこからスタートします。

88番大窪寺まで打った後は、1番霊山寺(りょうぜんじ)に向かい、その後、高野山まで行けるのかどうか……
分かりません。

無事に帰って来られますように。





淡路一周歩き太鼓の旅をしたのが、2007年。
四国遍路を始めたのは、その翌年2008年だった。

毎年少しずつ打つつもりだったが、2010年、2011年、2012年は
いろいろあってお休みし、
2013年から再開した。あれから三年。
始めた年から数えれば八年。

長い時間が過ぎたように思う。