2020年11月25日水曜日

人と人とを結びつける強いエネルギー‥‥‥太鼓に宿る命。

Photo青柳 健二

写真は、ヒッピーココさんと一緒に書いた(描いた)垂れ幕と。
幕を書いたのは、雪が降った1月18日のことだった。
あの時は、11月に延期になるなんてことは全く考えていなかった‥‥‥

撮影は、『太鼓打手2020』終了後に。
僕に顔艶があるのは、撮影の青柳健二さんがフラッシュを焚いたから。
「フラッシュを焚いた」って今は言わないのか?

赤い半纏は、三年前の還暦祝いで生徒の皆さんからプレゼントして頂いたもの。
制作は伊藤晴美さん。

ありがとうございます。






そして公演発表会の幕は開いた。

前の投稿をまだ読んでいない方は、こちらを先に読んでからにして下さい。


開演から終演までの時間は、約2時間45分。

途中換気タイムは何度も取っていますが、休憩時間は特になく、換気タイム中も何かしら歌があったり、踊ったり、喋ったりをしています。

参加しているメンバーは夢中でやっていますし、見に来られた方も、このコロナ禍で、「不安をお持ちの方はチケット予約をしていても来ないよう」連絡してあったし、「当日突然キャンセルでも構いません」と伝えてあったし、それでも来られた方々ですから、参加者同様、いや一緒に参加されているような方々ばかりであった様に思います。

お客様の人数はとても少なくしてはいましたが、熱い拍手であり、そこに居て下さって、声には出さずとも、眼差しをこちらに向けて頂けているだけで安心感がありました。
そう、それだけで、幸せな気分になれる安心感です。

そこで過ごした時間の中で、僕が大きく感じた事は、太鼓の持つエネルギーのことです。
人と人とを結びつける、強い力を感じられました。

どのような場所であっても、どのような状況であっても、どのような時であっても、

特に負の要因があった時の方が、より強くその力は発せられる。

太鼓はモノを言うわけではありませんが、その存在が、その音が、私たちを勇気づけ、また癒し、力になるのです。




発表会での個々の演奏内容については、今回も色々、多々、あったのですが、

もうそんなことは、いいんだよ、と。

この会を開くことができれば、それで目的は果たせたと思っていた。
その私の気持ちが皆にも伝わったのか‥‥‥、
それが良かったのか悪かったのか‥‥‥

のっけから色々ありまして、
特に最後のフィナーレは、もう完全に終わったような気分で私がぐだぐだになっていまして、


冷静になって動画を見ると‥‥‥‥‥‥

反省はしていません。


反省はしません。後悔もしません。

もう、いいんです。







今回感じたことのもう一つは、歌の力です。

太鼓の発表会に普通はあまり歌は必要ないかもしれませんが、太鼓アイランドの発表会では歌がなくてはならないものです。

歌ってもらうのは主に、エンジェルくみさんや鈴南玉恵さんらバカビーの皆さんです。
時にはメンバーが歌うこともありましたが。
そこにお客様や、出演者全員が加わったりします。

歌いながら抱擁、ハグハグ、握手に見つめ合い、コロナ禍ではやってはいけない三密世界が取り柄のバカビーですが、
今回はそれらの得意技を全て封印しての、常にマウスシールドやマスク着用、距離も2mより近づかないなど、ルールを決めました。

それで歌えるのか?

そんな歌を聞いて楽しいのか?

と、心配したこともありましたが、始まってみればそれは杞憂でした。



それでも良いんだ、歌は。

人の口から出てくる呼吸が音となり、声となり、言葉になって歌われます。


今回はエンジェルくみさん一人の歌声を耳にしましたが、

そこに、松本市在住の鈴南玉恵さんや、佐渡島在住の藤本容子さんの声が重なって聴こえてくるようでした。
私はここに居るよ、と。
ここから応援しているよ、と。

みなさん、本当に、ありがとうございました。




発表会に出られなかったのは、太鼓アイランドメンバーの中でも医療関係にお勤めの二人がいます。

夏が終わって秋になっても、一度の稽古にも参加されることなく自粛され、お仕事されています。

医療従事者の皆さんが頑張っておられるからこそ、私たちはこういう会も開くことが出来ていますが、
お二人とも一年間稽古をして来て、またそのうちの一人は初めてここでバチを握った方で、
四月の発表会に出られることを楽しみに稽古されていたので、
本当に残念に思いましたが、
二人も一緒に演奏しているつもりで、皆んなで叩きました。


また太鼓アイランド初代会長・中村光子さんと、二代目会長・矢崎一美さんも数年ぶりに出演される予定でしたが、
コロナの為に自粛されました。

それでも本番に向けて、いろいろと話す機会が増え、直前まで準備はしていましたので、僕はなんだか一緒に叩いた気分です。






太鼓の音は、人と人とを結びつける、大きな力を持っている。


そのことを、再確認できた。


そのことが、一番の大きな意味を持っている。










1997年5月29日、太鼓アイランドは産声を上げました。

そして、

2020年11月23日、再び、太鼓アイランドは出発の日を迎えました。

(今後の活動については、次に書く‥‥‥)
























2020年11月24日火曜日

今日は、『太鼓打手2020』終わった後の片付けの一日。

記録写真も記録ビデオも確認はしていますが、まだゆっくりとは見られてはいません。
集合記念写真のみupします。


集合写真撮影時のみ、マスクを外して撮りました。
最初の二枚は、終演後のもの。
最後の一枚は、リハーサル終了後、開演前に撮ったものです。
終演まで居られない方がいらっしゃいましたので、二度撮りました。



撮影の青柳健二さん、いつもありがとうございます!


 



やっぱり終演後の方が、弾けています!




2枚目は同じ終演後の、マスク付き写真。

会場であるパルシティ江東は、館内マスク着用になっていて、本番中もこのように必ず着用していました。












三枚目はリハーサル終了後の記念撮影。

これは、「これからやるぞ〜」といったところです。
















『太鼓打手2020』‥‥‥長い準備期間になった第15回太鼓アイランド発表会が終演!

 



終わった‥‥‥。



長い準備期間だった‥‥‥。

本当は、4月19日に行う予定で去年の春から全部準備してきた。

大体年内に準備を終えて、後はツメを行うところで、年が明けてからあれよあれよと、出来るのか、出来ないのか、と準備を続けながらもヤキモキと毎日を過ごしているうち、緊急事態宣言でとどめを刺される。

これは、もう出来ない。

僕が教室で使っている会場は、すべて公共施設なので、全館が閉鎖。


それでまず、春は諦めたけれど、秋にできないかと、模索。

いろいろ替わりの会場探しを始め、結果的にいつも使っている同じ会場で11月に延期できることには、なった。



本当は4月のこの公演発表会を終えて大断捨離を終え、自宅の引越しも完了するはずだったが、太鼓道具を四箇所の倉庫(生徒さんの家など)に分散保管キープして頂いて、自宅の引越しだけが済んだ。

コロナのお篭り期間中、時間がたっぷりとあったので、ゆっくりと少しずつお引っ越し。

前の家から、歩いても車でも5分の距離なので、とても近く、二軒の家を行ったり来たり、前の家は24年住んだので、丁寧に掃除をする。

一ヶ月掛けて、ゆっくりと引越し完了。



で、


まだコロナは明けない。

教室も再開できず、

時は経ち、

夏になり、

一部、使える会場が開き始め、一部教室再開。
でも生徒さんは全員は、集まれなかった。



八月、

稽古の回数はグッと少なくなり、もうどんどんと太鼓を叩くことを忘れていた。
三月に曲は完成?させていたが、みんなどんどん忘れていた、叩かないので‥‥‥


九月、


十月、

少しずつ、思い出す。

一つの教室会場は最後まで開かず、閉鎖していたので、一度も稽古が出来ず、響和館さんに協力をお願いして、一回だけ稽古をして、何とか命をつなぐ。



十一月、

あれよあれよと、

またもや開催に暗雲が立ち込めてきた。


また出来ないのか?

いや、今度は大丈夫だろう、

いや、どこが大丈夫なの?

客席数は半分以下の三分の一程度にしたが、

誰が大丈夫だといえるの?

やっぱり無観客がいいのか?


と、


ぎりぎりまで、二日前まで悩んだ。

それで、開催前日の朝、やっと最終判断、




予定通り、やる!


と。


前日に会場搬入、仕込み、準備開始。





そして、

本番の朝、

快晴だった。


朝の8時半から会場前でオープンを待ち、オープンと同時に雪崩れ込み、準備の続き。

9時半からリハーサル開始。

参加メンバーが一人、二人とぞくぞくと集結。

ソーシャルディスタンスを取りながらも、マスクもフェイスシールドもちょっと工夫をすれば、楽しい小道具になることも発見。。。

コロナならでわの演出も考えられた。

午後2時15分、ほぼ予定通りの時間にリハーサルは終えられた。


さあ、本番だ。

ここまでが、長かった。






二人の生徒さんは、医療関係にお勤めで、結局一度の稽古にも参加できず、発表会にもやむなく参加を取りやめ、

春開催で友情出演予定だった藤本容子さん(佐渡)と鈴南玉恵さん(松本)もやむなく、断腸の思いで、11月には参加出来ず、

それでも、


他のメンバーは全員、この日、無事に顔を見せた。

みんな、集まった。

友情出演のエンジェルくみさんと植松真理さん、写真家の青柳健二さん、ビデオ協力の美齊津辰紀さんも、来てくれた。






2020年11月23日、


さあ、


やっと、


幕が開く!



太鼓アイランド第15回発表会
『太鼓打手(だって)2020』

(本番のお話は、次に書く‥‥‥)












2020年11月16日月曜日

来週月曜日・23日は、『太鼓打手2020』!!!

 来週月曜日・23日、太鼓アイランド第15回発表会『太鼓打手2020』を開催します。


元々は4月19日でしたが、この日に延期されたものです。
コロナ感染拡大中ですので、今回は第15回の記念大会ではありましたが、しめやかに?関係者のみで行います。
太鼓が叩けるだけでも感謝です。

医療従事者の皆様にも感謝しながら‥‥‥ありがとうございます!



懐かしい第一回から第五回までの集合写真をご紹介させて頂きます。




第一回

太鼓アイランドフェスティバル2005

『打一好祭』Daisuki-Matsuri

太鼓アイランド初めての発表会

2005年 3月26日(土)午後 5時開演 /カメリアホール







第二回

プチ太鼓発表会付き、太鼓アイランド2006年春の交流会

『打っ手』DATTE 2006

2006年 3月25日(土)午後 5時開演 /門仲天井ホール






第三回

太鼓アイランドフェスティバル

『打一好祭 2007』Daisuki-Matsuri

太鼓アイランド 10周年記念発表会

2007年 3月24日(土)午後 5時開演 /カメリアホール






第四回

プチ太鼓発表会付き、太鼓アイランド2008年春の交流会

『打っ手』DATTE 2008

2008年 3月20日(土)午後 5時開演 /門仲天井ホール








第五回

太鼓アイランドフェスティバル

『打一好祭 2009』Daisuki-Matsuri

太鼓アイランド 12周年記念発表会

2009年 3月20日(金・祝)午後 5時開演 /カメリアホール







 2005 → 2020