50年以上前の或る日、奇跡的に淡路島の我が家に一冊の学校パンフレットが届き、それを開いた時、
それまでずっと迷っていた僕の進路が決まった。
それは、
「既設のレールを走りたくない若者たち、常識の管理に甘んじたくない若者よ集まれ」
という今村昌平監督の言葉で始まる、強烈なパンフレットだった。
一人の人間のこんな一行の言葉だけで、今の自分の人生が始まった。
やはり言葉は強い力を持っているものだと、あらためて思う。
今村昌平監督が開いた映画学校50年の集い 「国宝」李監督もお祝い(朝日新聞)
君に贈るメッセージ(横浜放送映画専門学院1975)